稲の播種

ようやくここ信州の地も春めいた暖かな陽気になってきました。とは言えまだまだ、桜の蕾は固く、朝晩の冷え込みは厳しく氷がはる朝もありますが。。。そんななか今日、今季の稲の種まきを行いました。

例年より少し早目。「播種機」というベルトコンベアみたいな装置に育苗トレイを流すと、下土を入れて水で湿らせ、種籾を均一に散らして、覆土をかける、という一連の作業を行ってくれます。

 

もっともこの装置、365日で使うのは1日だけ。約1年ぶりに使うので最初はその設定や微調整、そして段取りを思い出すのが一苦労。全作業時間のうち、その調整が3分の2ぐらいじゃないかな。ただ、一度回り始めると早い早い。まさに工場のラインのように、次から次へと(休む間もなく)、種まきが終わったトレイが仕上がります。
※写真手前は、最初の1枚。覆土をかけちゃうと種籾がうまく蒔かれているか分からなくなってしまうので、最初は覆土をかけずに蒔き具合を確かめます。

 

仕上がったトレイはビニールハウス内にならべ(写真左)、その後たっぷり水をくれてあげてから、保温シートをかけて発芽を促します(写真右)。これから約1カ月ほどを朝晩のハウスの開け閉め、水遣りなど丁寧に慎重に手をかけてキレイな“緑のじゅうたん”になってもらう予定です。

 

そして、5月の田植えを経て、秋には新米になります。

ここがすべてのスタート。今年も難なく無事に育ちますように。。。