昨年秋から年末にかけて移転した「空やさい」新拠点ですが、登記簿等にも建築年月は記載されておらず、いわゆる「築◎◎年」というのが分からずにいました。
もっとも、 かなり年季の入った建物であることは間違いない。これまでも何度か既報してきたように、壁を直したり床を張り替えたり、、、リフォームの際に床下を覗いてみれば、住居の基礎部分は石に柱が乗っているだけ。そう、古い寺社仏閣なんかで見るような。
床下の木材も4面が削られた四角い「角材」ではなく、丸太の2面を削ってあるような断面が楕円?陸上競技のトラック型?みたいな木材。住宅の専門家によると、角材が広く使われてくるのは戦後のことらしく、これは相当古いとのこと。少なくとも戦前、昭和の初めのころに建てられたとの見立てでした。
それが、、、この度、ひょんなところから築年数が判明しました。

新年度となり、町役場から固定資産税の納付通知書が送られてきたのです。「わー、また税金とられるのかー」と封を開け、よくよく書類を確認すると、、、
住宅部分の建築年が記載されていました。
メインの住居部分、トイレなどのある付属部分、「明治 元」って書いてある!!!
え?ホントに?明治元年?え、西暦でいうと、、、1868年? イコール「慶応4年」?
幕末じゃん!戊辰戦争中じゃん! っつーか、ほぼ江戸時代じゃん!すごい!すごすぎ!!!
とはいえ、まぁでも実際に住んでみて、そこまで古さは感じませんけどね。
その時代ごとに改修されたり増築したり、瓦屋根も比較的最近に葺き替えられているし。あくまで、基礎というか、枠組み部分が古いだけだろうと思います。それにこの固定資産税の書類も、ホント確かな記録で「明治元年」にされているのか分からないしね(^^;
・・・とはいえ、この「判明!築148年」ってのは、3分の1を終えようとする2016年のなかで、1番ビックリしたことかも。
まさか、こんな身近に、明治が、江戸があるとは! 史学科卒、考古学専攻の身としては、床を剥がした際に見た、床下のあの土や石は明治以来に日の目を見たのかと想像すると、かなり感動感激!
そうかそうか、、、いやー、すごいなぁ。。。