タネ選び

昨日は、某大手種苗会社の方が講師をしてくれた「勉強会」に参加してきました。下の写真は今春に向けた、各種苗会社さんの、いわゆる「タネ」のパンフレット。とってもたくさんあります。

スーパーや八百屋さんでは、「トマト」「小松菜」「キャベツ」などとしか書かれていないやさいたちも、それぞれにとても多くの品種があります。それぞれに、寒さに(or 暑さに)強い、病気に強い、初期から(or 最後まで)採れる、そして「美味しい」など、品種の違いごとに特色があります。

 

どんな環境でも育ち、病気にならず元気に、そしてとっても美味しい、そんなパーフェクトな品種があれば、いいのでしょうが、「一長一短」「天は二物を与えず」、、、それらの言葉が示すように、なかなか『全知全能』な品種はありません。

それに日本全国、季節、気候の違い、そしてここのように標高の違いがあることも、一律にパーフェクトな品種に絞れない理由の一つなのかもしれません。

 

今回の勉強会ではかなりマニアックに、そんな品種ごとの微妙な違いや、栽培管理への応用を教えてもらったりと、とても有意義でした。それにしても、1つのことを追究している専門家の話ってオモシロイなぁと再認識。

 

一方でまた、この多種多様な品種の中から、どれにしようかな?と悩み、選び、計画する、そんなことも、この時期の農家の楽しさ、面白味でもあるわけですけどね(^^)