今季から新たに取り組んできた大豆。
その後、実も膨れていき、莢もたくさんついて順調に生育してくれました。
次の作業工程としては、「刈り取り」→「乾燥」→「脱穀」ですが、定期便出荷終了、新拠点決定などに伴ってバタバタしてしまって、先週末に久々に大豆畑を訪れたら、、、あら、大変!

秋晴れ続く午後でした。
朝晩こそ冷え込みが厳しくなってきましたが、日中に射す陽の光は暖かです。
そんななか大豆畑に立ってみると、あちこちから、「パチン!」「パキッ!」という音が続きます。まるで弾丸飛び交う戦場のよう。
いやいや、ここは畑。そう、乾燥しきった大豆の莢が、自ら爆ぜている音です。
連日の好天のもと、想定以上に大豆の乾燥が進んでいて、次から次へと莢がはじけていたのです。
爆ぜてしまった莢は、右の写真のように。肝心の大豆は土にばらまかれてしまいます。弾け飛んだ大豆は、かなり遠くまでキレイに散らばった状態で「蒔かれている」感じ。
次世代を残すための自然の知恵は偉大だなぁ、、、なんて感心している場合ではありません。

弾けてしまった大豆はもはや回収不能。
パチンパチンと爆ぜる音は、すなわち収量減へのカウントダウン。
ヤバイ、これはヤバイ。せっかくここまで順調に育てて、そのまま勝手に畑に蒔かれてしまっては意味がない。
しかも日曜日には雨の予報。晴天続きで、せっかく乾いた大豆たちが湿ってしまいます。
緊急出動です。金曜日こそ別の予定が入っていたので、3時間ちょっとですが、雨予報直前の土曜日は、午前からノンストップで延々と約7時間、ひたすら四つん這いで地を這いながら刈り取りました。。。えぇ、この広い大豆畑を。。。
黙々と粛々と延々と同じ作業を続けていると、ある時、「無の境地」というか、ランナーズハイならぬ「収穫ハイ」になるようで、後半は鼻歌交じりで出来ましたね(半分はヤケクソ感もあったようですが)。
ってことで、収穫した大豆たちは、ハウス内へ。ここは暖かなのでさらに乾燥が進むでしょう。そしてようやく脱穀となり、「豆」に。
のべ10時間ほどの成果はこんなもん。あんな広くてもこんなもん?これで脱穀したら、「実入り」はどんなもん?
ま、楽しみです(^^)
