『新兵器』

さて、この写真のブツ、何だと思いますか。


大きさは地表に出ている部分の高さは約10センチぐらい。土に刺してあるんですが、その刺さっている部分は15センチぐらい。


今は育苗ハウスのなか、発芽した苗たちを並べている一角に刺してあります。

さらに言うと、この「Y」の字に枝分かれている右側には単4電池が1本入っています。

これ、ネットで見つけて、「楽しそう!使える?か。。。」と思いつつ、即お取り寄せしてしまった今季の『新兵器』。


「Y」字の左側のトップ、白いドーム部分は光量と温度センサーが内蔵され、地面に刺さっている部分には、水分計(PFメーター?)と肥料計(ECを測ってくれる?)の各センサーが内蔵されているのです。


しかも、ここで計測されたデータは蓄積され、その後、iPhoneにブルートゥースでデータリンクするという、まさに最新電子機器。


なんかすごくないですか!未来的じゃないですか!これぞ、IT(ちょっと死語)ですよ。


さっそく「現場」に投入。
まだこの時期、実際の「畑」での栽培は始まっていないので、育苗ハウスの中に設置。なので、水分と肥料分の計測はまだ未確認ですが、光と温度に関しては、おおむね実測値に沿っている感じ。iPhoneアプリ上でリアルタイムに表示できるモードもあって、そこでこのセンサーに手をかざすと光量が落ちるし、案外正確かも!

で、蓄積されたデータは以下の通り。左が温度、右が光量。

(写真クリックで画像が拡大されます)

左の表では、朝からグッと温度が上昇していき、15時過ぎから急激に低下していくのが分かります。でも、夜中も12-15度ぐらいまで下がるので済んでいるな、と分かります。

右も6時前から明るくなっていき、16時ぐらいからはもう真っ暗?って感じ。これはこの時期だと、陽が山陰に入ってしまうのが早いのと、完全に寒くなる前に、ハウスを占めて、このセンサーも含めて寒冷紗っていう「お布団・毛布」を苗たちにかけてあげるから急激に暗くなるんだと思います。


一方で、8時ぐらいに一度、大きく光量が減るんですよね。これ毎日このタイミングでグラフが凹む。なんか物陰に入るのかなー。この時間に確認してみよう、、、なんてことも分かるのです。


このグラフは1日ですが、スライドすればずっと以前のデータまで遡れるし、グラフスパンを1週間、1カ月、3カ月でも見れるとのこと。データの蓄積が楽しみです。


本格的に栽培が始まったら、トマトやパプリカを育てるハウスの管理に使う予定です。この最新機器をうまく活かせるように頑張らなくては。。。