今夏も大変ご好評をいただいていた、「甘とうがらし」。
京野菜の万願寺唐辛子の仲間で、唐辛子と言うものの辛くはなく、大きめのシシトウのような感じ。
丸ごと焼いて、焦げ目がついたら、鰹節を散らして、醤油か麺つゆで食べれば、とっても美味。晩酌のアテにもぴったりです。

そんな甘とうがらしも、ここ最近の気温の低下に伴い、写真のように表面が黒っぽくなっいるものが増えてきました。陽がよく当たる面が色付くかんじ。
黒って、なんとなくダークな良くないイメージなんで、これも「え?傷んじゃってる?」と思われがち。
しかしコレ、実際には、黒というより、「濃い紫」。
その正体は、アントシアニンなんですって。
強力な抗酸化作用があるとして知られているアントシアニンは、動脈硬化などの生活習慣病の予防や、ブルーベリーが有名だけど、目の機能向上に作用するとされています。
実際にどれくらい効くのかは分からないけど、少なくとも「黒=悪い」わけではないし、やさいを食べることは健康に良いことは間違いないし、あわよくばさらにカラダに効いちゃうという、黒い甘とうがらし。
夏野菜の最後の頑張りには、こんなお得があるかもよ、という情報でしたー。