そなえよ、つねに

長野と岐阜の県境、御嶽山が噴火しました。

多くの死傷者が出る大災害、大惨事となってしまいました。

同じ長野ということで、「大丈夫?」とご心配のメールやご連絡をいただきました。ありがとうございます。

おかげさまで、畑のある佐久穂・小諸ともに影響はありません。風向きによっては降灰も予想されましたが、幸いなことにやさいたちにも影響はなくきています。

とはいえ、他人事とはぜんぜんとは言えません。

 

20代後半から山登りを始めて、ひたすら高い山ばかりを登ってきました。3000m以上を。今回噴火した御嶽山3067m。えぇ、登ったことあります。もうずいぶん前のことだから記憶もあいまいだけど、3000m級にしては簡単に登れる山だった思いがあります。

 

この時期の信州は、毎日が秋晴れ広がり、まだ寒さも本格化してない、まさに連日の行楽日和。それもちょうど土曜日。気軽に登れる山だけに多くの登山客で賑わっていたはずです。

 

そんな山で、噴火直後の山頂付近は、視界がわずか30cmほどだったとか。真っ暗な中、軽トラック大の石が降り注いでいたといいます。あんな穏やかな山が一転して、まさに「地獄絵図」と化したことでしょう。

 

「天災は忘れたころに...」ではありませんが、まさか予想もしなかったタイミング、出来事が起こるのが自然ともいえます。

 

畑と御嶽山との直線距離は、諏訪湖をかすめてわずか約90km。

一方、約30kmの近さに、いつでも噴煙を上げている浅間山があります。
 
最近は毎年のように起こる「異常気象」もそうですが、
地震・雷、温暖化に噴火。。。自然とすぐ隣り合わせの環境だからこそ、自然の影響を間近に受けやすくもあります。
 
「そなえよ、つねに(ボーイスカウトのモットー)」を改めて心に刻みこむ出来事となりました。