変わりナス(その2)

前回お伝えした「山科ナス」に続く、ちょっと変わったナスシリーズの第2弾です。

 

下記の写真左が、これも京野菜「賀茂茄子」。

山科ナスが下膨れだったのに比べ、こちらは真ん丸。球。

 

なんか、可愛い。

一方の写真右は、長ナス「味むらさき」。

相当長い、そして細い。

 

皮が柔らかく薄いので、焼いても炒めても、漬物でも美味しく食べられるそう。

 

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ナスひとつをとっても、いろんな種類があって面白いもんだ。

 

ただ一方で、こういったナスは特殊なのにはワケがある。

皮が柔らかすぎて輸送中に傷みやすいから、流通には向かず、スーパーに並ぶことは少ない。

 

また、賀茂茄子なんて特にそうだけど、1本の木に1コずつぐらいしか成らない。フツーの一般的なナスだと、4~5コは成るのに。

作付けて栽培する手間は一緒だから、どうしても「生産性」は低くなる。ってことで、これまた流通はあまりしない、したとしてもお高くなってしまう。

 

美味しければ1番。

まぁ、そうなんだけど実際には、病気に強いとか作りやすいとか、生産性とか流通での品持ちだとか、いろいろな要素が絡み合って、スーパーに並ぶ「品種」は選ばれている。

 

その点、「空やさい」はあんまそんなの関係ないです。

美味しいのを、面白いのを作っているんで(^^;

採れたてを直送しているんで、流通時間とか棚持ちとか関係ないし。

 

美味しい、楽しい、それでいいかな、って。