視察会

今日はちょっと農作業をお休みして、朝から夕方まで「お勉強」してきました。自分たちと同じように、信州で新規就農した農業者が集まって作ったグループがって、そこが主催して、実際に田畑に出向いて見学する「視察会」が行われたのです。

 

今回は信州の中でも、東のエリアで就農2~3年目ぐらいの農家を回ることに。当然、うち「空やさい」も見てもらいました。

同じ地域で、ほぼ同じようなやり方で、同じ品目を作っていても、その生育は全く千差万別。

品種や植えた時期、肥料の内容、そして畑の土の様子など、多くの要素が複雑に絡み合って、それぞれの「畑」を作っているわけです。

 

実際の“現場”を多く見れば見るほど、学びは大きいです。

それも複数の視点で分析し、話し合うことで、絡み合った複雑な要素を解きほぐし推測し、解明していく。

 

他の農家さんの畑を見せてもらうことで、自分の畑を見ているだけでは気づかない目からウロコの気付きもあったし、

逆に知っているはずの自分の畑を見てもらうことによって、新たな指摘をしてもらったり。。。

 

ただでさえ農業は、自然という大きな枠組みの中で、あらゆる要素も含んだ複雑な世界。もちろん、上手にやさいが出来上がれば、それでいいんだけど、その成功の理由やプロセスも知りたい。ましてや失敗してしまった時は、その原因も知っておかなくてはいけない。

 

机上だけでは学べない、実際に現場を見て感じて、経験して学ぶことも多い。一方で自分の畑での経験は、基本的に1年に1回しかできない。死ぬまでにあと30回ちょっとしか経験できない。

 

だからこそ、他の農家さんの畑を見せてもらって学ぶ機会は、とても大切で重要。そこで学んだこと、経験したことが、例えば5年後の自分の畑で活かされるかもしれないわけだ。

 

あと、、、技術的なことより何よりも、それぞれの農家さんのやさいに向き合う「姿勢」がとても刺激になる。雑草がちゃんと管理されているとか、半日以上ずっと収穫しなきゃいけないとか、いろいろ聞くと、「あー、まだまだ自分甘いな」と自責の念にかられたりする。

 

たしかに、忙しい時期なんだよね、今ごろって。

やることが山積みの中。1日まるまる潰れてしまうのはダメージなんだけど、でもきっと失うものより得るものの方が大きかったハズ。

 

うん、あとは、この「学び」をいかに明日に活かすか、だな。。。