3月に入りいよいよ「今季」が始まったにも関わらず、
先月の大雪が未だ融けず、畑作業が全く進んでいません。
本来なら、毎年「311」頃から始まる今季最初のタネ蒔きが、今年はまだ出来ていません。3、4日の遅れなら大丈夫かとは思いますが、これが1週間~10日間ぐらい遅れてくると、ちょっと問題ですね。
気温の低いこの時期は、やさいたちも生長が遅く、夏だと3日のところ春先だと10日、下手すると2週間ぐらいかかる、それほど違うからです。
・・・というわけで、さすがに焦ってきたので、手をこまねいて待つのをやめました!
夏にはトマトやパプリカを育てているビニールハウス。
この中は、どこよりも暖かいので、春先一番に蒔いたタネたちの育苗スペースになります。
そんなハウス、先日の大雪から不眠不休、決死の覚悟で守りぬたいのは既報のとおりですが、目下、今そこにある危機であり、可及的速やかに撤退してもらわなくては困るのは、そこへ至る道。正確には坂道。
ここが未だに、ひざ下ほどの積雪のまま。
畑しかない坂の上は誰も通らないので除雪もされず、車が登ることもない。
あるのは自分の足跡だけ。
昼間は陽もあたるけど、北斜面なこともあって、なかなか消え去らない。むしろ嵩は減って高さは低くなったけど、表面の融けた雪の水分が下層の雪に染み込み凍ってしまって、踏みしめられたような固さに。。。
そこで、これである。

写真だと判りづらいかもしれませんが、「融雪剤」といわれるモノが手に入ったので、坂道に撒いてみました。
これ、いわゆる雪国などで道路に使われる「塩化カルシウム」とは違います。これだと「塩」入っているんで、畑に使えないことはもちろん、車が錆びやすくなるとかいいことあまりないんで。道路限定で使うとは言え、「環境」に良くなさそうだし。
なので、今回使ったのは「剤」って言われてるけど、むしろ「着色材」。基本的には、炭の粉。
これを撒くことによって、雪を「白→黒」へ。
写真手前に映っている感じで、右上に見えるハウスまでの道へ散布。
よく見ると、黒ずんだ「道」になっているでしょ?
まぁ、原理は簡単。黒いから太陽の光の吸収がいいー。これだけ。
こんな「黒い道」ぐらいで効くの?と思うでしょ?
それが、かなりの効果が見込めるらしいの。えぇ、とっても期待しています。
軽トラが登れさえすればいい。数百キロの肥料を運び込んだり、日々の育苗管理に毎日通いやすくしてほしい。
さぁ、あとは、ひたすら太陽にお願い。
融けろーーーー