これまで、信州に住んでると言うと、
みなさんに「雪が大変でしょう?」と言われ、
それには
「いや、信州も東の方は晴天率が全国有数で、雪はそれほど降らないんですよ~」
なんて返す、お約束の会話があったんだけど、、、
今回の未曾有の大雪で、それが大ウソなことが判明しました。。。(>_<)
集落自体が軽く「陸の孤島」となっています。
外部への道路はようやく開通したものの、すれ違えない1車線のみ。
山の下に降りた方に話を聞くと、物流が滞っているためにスーパーやコンビニの商品はなくなり、ガソリン・灯油も1000円までなど販売制限がされているらしい。
町全体でゴミの収集は止まっているし、未だに除雪が間に合わずに孤立している世帯があるらしい。何より救急車や消防車が来れない状態らしく、プラスアルファな「緊急事態」に対応できず、かなりヤバイらしい。
救いは、水や電気などライフラインが生き残り、農家なので米や野菜など食料に不安はないことかな。
なんでも、また週の半ばに雪の予報があるらしい。
ここで前回や今回クラスの大雪だと、本当に危険になってしまうだろう。
今はやれることをやっておくだけ。。。
以下に、今日の様子をアップしておきます。
物置ハウスの様子です。
日曜日の午前に最後の除雪をして、その後はビニールハウスの方へ行ってしまったので、半日の間にハウスの肩から屋根にかけて繋がるように積もってしまっていました(1枚目)。
それを朝からせっせと除去。屋根と肩を露わにしました(2枚目)。
分かりやすいビフォーアフターの写真となりました。
南側はご覧のとおり。屋根には積もっていませんでしたが、融けた雪が肩の部分にギッシリと。降り終わりから1日が経過し、新雪も圧縮されて固くなっています。写真のようにブロック状に切り分けながら雪を除去(1枚目)。
ちなみに、黒い輪が見えるのは樽のフタ。この樽、高さ1mぐらいあるんですよね。それがここに見えるってことは、いま作業している「地面」は1m上空というわけです。
除去した雪は、ハウスから3mほど離れたところに投げ捨てていきます。写真左のようにすっかり山が。肩の雪をどけておかないと、屋根の雪が滑る場所がなくなり潰れてしまうので、これぐらい空けておきました(2枚目)。
そして今、問題となっているのは、田舎の「足」として必要不可欠な軽トラック。金曜の夕方の雪下ろしに出動した際、雪に埋もれて動けなくなってそのまま放棄→放置。
その際は、「まぁ、止んだら取りに来ればいいか」と思っていたけど、そこからこのドカ雪。完全に孤立。。。
集落の通りは除雪が入ってくれているが、ここは農道。
(1枚目)の写真は一応、道路です。この先に軽トラックがあるんだけど、この「雪原」、歩いていくと腰までの雪に埋もります。
そこを踏破し再会した軽トラック(2枚目)。雪は積もってないし思いのほか、元気そう。しかし前後はやはり、腿までの雪の中。
人力ではどうにもならない雪の量。融けて減るのを待つか、せめて近くまで大型機械での除雪してくれるのを待つか。。。
軽トラという「翼」をもがれた状態なので、個人的にはいずれにしろ「陸の孤島」、籠城生活が続きそうです。