山を下り山を越え、遠路はるばる松本まで行ってきました。
長野県が主催した、信州への移住者と移住推進団体との交流会というのに招いてもらい出席してきました。
なんでも長野県は、「田舎暮らし希望地域ランキング」で3年連続、「移住したい都道府県ランキング」で8年連続で全国1位らしくって、県を挙げて移住やIターンを推進しているそう。

会合では、信州への移住した“先駆者”として、エッセイストの玉村豊男氏の講演があったり、いくつかのグループに分かれて意見交換会などが行われました。
そもそも信州への取っ掛りが、県の農業大学校だったこともあり、県とはいろいろ関わってきたけど、いつも「新規就農」という枠組みが多いので今回は、ちょっと農業を離れた「移住者」というカテゴライズだったので新鮮でしたね。
ただでさえ、少子高齢化の流れで、いわゆる「田舎」における人口減少は深刻らしく、それだけに各地域ともいろいろ試行錯誤で模索しているー。広い信州の一地方にいるとなかなか見えづらい全体像が俯瞰できる良い機会となりました。
特に、「311」以降、30~40代の移住者が急増しているんだって。
地に足付いたというか、自然あふれる安全安心な地域を求めているそう。
結果的になんかモロに、そこにマッチしてしまっていますが(^^;
まぁ移住できるかどうかの一番のポイントは、やはり「収入=仕事」だよね。いくら夢や希望があっても、日々生きていくのには(生きてるだけで)お金がかかっちゃうからね。
そして、田舎はやっぱ仕事が少ないんだよね。
新聞社にいたころ、『増える沖縄移住』みたいな連載記事を書いたことあったけど、そこで取材してても最後は「仕事」がネックになってたし。
そこんとこのマッチングが難しいところ。
「田舎」だからこそ移住したほどの魅力があるけど、
「田舎」だからこそ移住するに足る仕事がない。。。
ま、でもネットがこれだけ発達してきて、田舎と都会の差はかなり縮まってきているし、そこを上手に使いつつ、
むしろ「田舎だからこそ出来る仕事」を見つけられたら、移住の可能性はグッと広がるのだろうけど。
、、、となると、やっぱ「農業」だよね。
田舎だからこそだし、田舎でしか出来ないし。
確かに、農業といえども独立・就農は、立派な「起業」。それもベンチャー。初期投資はかかるしリスクも大きい。成功への見通しや経営もしっかり立てないといけないから容易ではないけど、逆にそこそさえしっかり出来れば可能性は広がっていると思う。
・・・なーんて、他を見渡す機会があったことで、
改めて、自分が頑張るべき軸足を知ることができた会合となりましたとさ。