先日、現役の大学生といろいろ話せる機会があった。
みんな平成生まれ、小学校から週休2日だったし、御巣鷹山も知らない世代。
自分のことを精神的にも経験的にも、まだまだぜんぜん若い(といより幼い。。。)と思っていたけど、実際にホンモノの「若さ」を前にすると、そのカルチャーショックというか、気付くとオッサン的な助言を口にしていた自分に、ちょっと愕然とした。

そんな衝撃の体験(?)があったので、ちょっとこんな本を本でみた。
彼らにエラそうに言っていたことの裏付けを求めてみた。
ま、結論としては同じようなことを言っているね。
「海外に行っとけ」
「いろんなことを経験しておこう」
海外に出ることによって、半ば強制的に自らの立ち位置というかに直面するし、考えざるを得なくなる。そこで自分自身のことを(日本人ということもそうだし)、改めて深く考えるきっかけになるし、異文化を知ることで視野が広がる。
一方で、そうすると、なんて物事を知らないんだ!と気づくはず。
それは単に、英語が通じないとかってことだけではなく、歴史であったり地理といった人文系、文学や美術だといった芸術系、経済や数学といった理数系などの、いわゆる「教養」でもあるし、娯楽や文化などとにかく多岐にわたる分野での自らの「浅さ」「薄っぺらさ」に気づくはず。
それらは本読んだり勉強したりも大切だけど、やはり経験、体験に基づいて得ていくものだったりするから、やっぱ出来るうちにいろんな世界に飛び込み、見て聞いてやってみることが、その後の大きな宝になるんだと思う。
、、、みたいな話を、酔った勢いでエラそうに話していたような気がするが、でもこの本でも全く同じようなことを言っていたから、「でしょ?だよねー」と加勢を得たようでちょっと一安心(なのか?)。
まぁ、つまるところ、過去は取り戻せなくて、
「あーしとけばよかった」「これはやっておくべきだった」という後悔や悔しさが、年長者をして、「若いうちはさぁ、、、」みたいな、そんな同じような話をさせちゃうんだろうけどね。
そして一方で、そんなお説教っぽい訓示を、
「うるせーな、オッサンが」と突っぱねちゃうのが、「若さ」でもあるんだけどね。。。
ま、このミゾをなかなか乗り越えられないんだよねー、人類は。