短い夏をバタバタと走り続けていたら、アッという間に9月最終日。
もうさすがに作業はバタバタじゃないけど、気持ち的にはまだまだ焦っている日々。
というのも、毎度のことだけど、端境期のこの時期のやさいのレパートリーを揃えるのが大変で。。。先細っていく夏野菜、昨日取れてたのに今日取れなくなんてこともあり、出荷日の朝に畑を見てみて、やっとオーダーが決まる、みたいな。

そんななか、今も果敢に成り続けてくれているのが、「甘とうがらし」。
京野菜の万願寺とうがらしのような、辛くない大きなとうがらし。
焼いたり炒めたりと使い勝手もよく、美味しいと評判だったので、今年はちょっと作付を増やしておいたのだけど、ここにきても変わらず収量を上げてくれているんで、ホント助かっています。
そんな優等生な甘とうがらしも、昨今の朝晩の冷え込みで、カラーリングが変化してきました。
写真左の通常版は、ご覧のとおり鮮やかな黄緑。
そこに冷え込みがプラスされると、写真右端のように黒さも加わってきます。これ、厳密には黒ではなく「濃い紫」。抗酸化作用のあるアントシアニンの色なんですね。
で、さらに時間をおくと、写真真ん中のように真っ赤に。いわゆる、完熟状態。すっかり大きな(辛い)唐辛子のようですが、これでも辛くはないです。むしろ完熟しているので、含まれる栄養素は倍増しているそう。
今の時期だからこその、甘とうがらし3色揃い。
自然現象はホントに面白い。。。