京都で働いていた頃、市民の方から目撃の通報が入ると、ロッカーからマシンガンを取り出して弾を装填し、現場へ急行したことが何度かあった。
現場では目撃者に聞き取りをし、拳銃を片手に付近を捜索。安全を確認後、しかるべき当局へ報告して業務終了。
え!? 映画? ドラマ? 「24」?みたいな話だけど、ホントの話。
もっとも、目撃されたのは「サル」。
マシンガンや拳銃は、エアガン。もちろん、殺傷能力なんてないオモチャ。
山に囲まれた京都では、周辺の山にサルが生息し、エサを探しに時々山を下りてきて、住宅などに侵入する事案が発生していたのだ。サルも慣れたもんで、少々の威嚇では逃げやしない。むしろ、逆ギレ(?)して襲われる危険もある。
というわけで、通報があるたびに、エアガン装備で出動。市民の安全を確保しつつ追い払い、山林を所管している部署へ目撃情報の報告を挙げていた、というわけ。もっとも、現場に着いた頃には、とっくに逃げちゃって「交戦」することは一度もなかったけど。。。

威嚇のための公務とはいえ、まんま銃のフォルムを手にしてることに「これ、誤解されちゃうんじゃね?」と、当時も思ってたんだけど、上には上がいるというか、さすが農村というべきか、ふと驚きのアイテムを発見してしまった。
写真は、農協のチラシ。
上の方には、もみがらを入れる袋や、麻紐などが売っているが、えぇ、下2段。
まんま、アサルトライフル、ショットガンが売っていた。。。
ライフルの方なんて、約2万5千円といいお値段。フルオートで発射出来たり、ストックが伸び縮みしたり、サバイバルゲームとかするマニアが買うような機能充実(?)の本格タイプ。
これ持って、カラスやシカ、サルを撃退しろ、って?
農家のおじいちゃん、おばあちゃんにはかなりオーバースペックな気がするんだけど。こんなに「ゴツイほんまもん」じゃなくていいんじゃね?と。。。
無知の農家に、あえて高いのを買わせようとしている農協の魂胆も見えるような。。。
っつーか、畑でこれを構えている農家のおじいちゃん見たら、まず伏せた方がいいのか?、通報した方がいいのか?、などなど悶々と妄想に悩む、農村の昼下がり、、、でした。。。