殺られる前に殺れ?

物騒なタイトルですいません。。。

先日のエッセイに引き続き、虫との戦いネタです。

 

今年のアオムシによる被害がちょっと尋常じゃなくなってきました。

せっかく寒さに、雪に耐えて大きくなって、結球し始めたキャベツが壊滅状態になってしまいました。

去年はここまでヒドイ状態にならなかったんですが、今年は違う畑に植えたからか、空梅雨で雨が少なくキャベツの生長が遅く、虫にやられるスピードに追いつかれてしまったようでもあります。

 

特に、△のタケノコ型の小ぶりのキャベツ「みさき」がダメージ大きいですね。生食で美味しいみさきは、そのぶん繊維が柔らかいのでアオムシも好んで食べるみたい。。。

 

とはいえ、手をこまねいてばかりもいられないので、アオムシ、見つけ次第、「キル」してます。朝夕見て回り、何匹も何十匹も殺生してます。

 

殺生、良くないですよね、本来なら。

仏像にハマり、そこから仏教に興味を持ち、「哲学」としての仏教をいろいろ読み学び、その流れもあって転職してまで京都に行った自分ですから、殺生の業の深さは分かっているつもりなんですが。。。

 

でもね、生きとし生けるもの全てに仏性が命がある、とするならば、食べられちゃう側、キャベツにだって命があるわけじゃないですか。自分はアオムシを殺すけど、アオムシはキャベツを殺しているわけで。

となると、アオムシを排除することはキャベツの命を救っているんだよね?

これって「殺される前に殺せ」ってこと? これってマイケル・サンデル教授の「1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか?」みたいな話?

 

・・・などなど、哲学的な話に妄想を広げつつ、今日も黙々とアオムシ撲滅作戦を実施してました。

 

うん、次回はちゃんとトンネルで防御しよう、、、っと。

最初は面倒だけどそれが一番、と失敗から学びましたとさ。。。