4月最後の本日、いよいよ今季の「コメ作り」がスタートしました!(^^)/
まぁ、実際には水に浸けておいたり、芽をちょっと出しとくとか、下準備や段取りが多々あったりするんですが、「土に種籾をまく」という節目の作業を終えました。

縄文人から弥生人へのターニングポイントの1つが「農耕を始めた」だったかと思うんですが、この農耕=農業の定義というのが「植物を人為的に育てる」ってことで、要するに、植物、作物をヒトの都合で育てちゃおう、ってことなんですね。
そうするための大きな要が、生長を均等にする、発芽を揃える、ってことになるわけで、特に今回の稲のように田んぼ一面で育てる作物は、勝手気ままにバラバラに育ってもらっては困る、均等に均一に一斉に育ってほしい。となると、タネをまく時もムラなく均等に均一に撒かなくてはいけない。
というわけで、左の写真のように、稲の種籾をまく専用の道具があるわけです。写真はアップ過ぎて分かりづらいですが、この白い上の容器に種籾を入れ、ハンドルを回すと、ベルトコンベアーのように土の入ったトレイが容器の下を通過し、連動して動く容器下の歯車から横一列ずつ種籾が落ちてくる、という仕組み。
これでトレイの土の上に、(ほぼ)均等に種籾が散らされるというわけです。ちなみに、このベルトコンベアー、さらにその先に土の入った容器もあって、タネの上から(これも均等に)土をかけてもくれるんです。ぜんぶハンドル1つ回すだけで連動しているという単純だけど、工夫あふれる道具です。

そんなこんなで、1日かけてトレイに種籾を播種しました。
今日から温度をかけ発芽を促し、苗にしていきます。順調にいけば、5月下旬に「田植え」ができる予定です。
コメづくりは、日本人のDNA的にちょっと他の作物と違う喜び、感慨があります。まだまだ始動したばかりで、秋の稲刈りまでは数々のハードルも待ち構えていますが、今年も豊作でありますよーに。。。