空やさい in spring

今週末は、夏の収穫体験、秋の稲刈り体験に引き続き、東京から多くの友人とその家族のみなさんが、「空やさい」に遊びに来てくれました。今回の春バージョンの農業体験のメインは、ジャガイモの定植です。

三角の刃がついたクワで溝を切り、その溝にジャガイモを30センチ間隔に置いていき、土をかけていく。言葉にすると簡単そうですが、実際にやるとなると、なかなかに手順がいります。

 

まず、溝を真っ直ぐに引けるようにヒモを張って、2本目のヒモもちゃんと平行になるように、始点終点でちゃんと80センチ間隔の取って、、、などなど。

 

種イモになるジャガイモも芽が残るようにしっかりカットして、土も浅いと遅霜がくると芽が死んでしまうんでしっかり覆ってあげて。。。

 

慣れない作業で最初は試行錯誤でしたが、時間を重ねるごとに力の入れ具合や抜き具合、ジャガイモを切る係、土をかぶせる係など役割分担も出来てきて、約1反(1000平方m)のジャガイモ畑への植え付けを見事コンプリートしてくれました。

 

寒い日が続いてたのでどうなることやら、と思っていましたが、当日は風もなく春らしい暖かな陽気。絶好のイベント日和、農作業日和。雲一つない青空のもと、畑の脇でのBBQランチでは、一汗かいた後のビールが最高でした。

 

今回は大人8人に加えて、子供も6人が参加してくれました。

稲ワラが積んであった山を見つけると、とりあえず、まずは“登頂”。

 

その後は、稲わらを地面に敷き詰めて「部屋」をつくり、大人を“ご招待”。稲わらにゴロンと横になり、マッサージまでしてくれます。

 

最初こそ、子供たちのお付き合いで手をひかれ横になっていた大人たちも、見渡す限りの青空のもと寝ころぶ非日常体験に、「マジ気持ちいい」「稲わらの昼寝サイコー」と続々と“ご来店”。BBQでほろ酔いの加減も手伝い、寝入ってしまう人も出るほど。

 

いやー、子供はホント、遊びの天才ですね。大人では発想の及ばない、何気ないところからどんどん遊びを創ってしまいます。

 

その後、近くの温泉で、夕焼けに赤く染まる浅間山を望みながらゆっくりと農作業でかいた汗を流し、夜は農家民宿で囲炉裏を囲みながら、オトナ飲み会。

 

楽しく、有意義で、非日常で、ちょっと勉強になる農業体験ツアー。

参加された皆さんにも楽しんでもらえたようで良かったです。こちらも普段当たり前のようにやっている作業をいざ説明しようとしたら、なかなか言葉にならず伝えられなかったり、そもそも「なんで農業やろうと思ったんだっけ?」と原点回帰させられるようなハッとする質問をもらったり、大変勉強になった週末でした。

 

次回はまた夏、芽を出し実をつけた今回植えたジャガイモの収穫などをメインに、またぜひ来てくださいねー。

 

 

※「空やさい」ではこのような農業体験をいつでも受け付けております。

暖かくなり良い季節になりました。ぜひ、お気軽に訪れてみてください。