道をつくる

人生いろいろあります。

目標に向かってまっすぐに突き進む、そんな一本道はスッキリしていてカッコイイでしょう。

しかし、あっちに迷い、こっちにぶつかり、右往左往、支離滅裂、波瀾万丈に生きた道は、カッコは悪いけど振り返ればその分、誰よりも幅の広い道がそこには広がっているハズです。

 

・・・なーんて、人生における「道」理論(?)の話ではなく、今回は文字通りの「道路」を作ったよーという話です。

 

今、畑があって、住んでいる集落では毎年秋に、「道路普請」という出役があります。集落全戸が人を出して、約1週間にわたり、作業分担しながら、「道路」をつくるというプロジェクトです。

 

道路ですよ、本物の。ガタガタの砂利道を整地して均して、木枠を組んで基礎作って、コンクリート流して、最後に路肩作って。そんなノウハウが集落にある、そのこと自体がスゴイことです。

 

昨日、その当番が回ってきました。この日ばかりは農作業もお休み。朝からコンクリートの打設を約10数人で、生コン車9台分、約100mほど行いました。

 

面白いもので、作業が進むにつれて、誰に指示されるわけではなく、何となく役割分担がされていくんですよね。流されたコンクリートを大きく伸ばす役、左右の枠までキッチリ入れ込む役、平らにしていく役などなど。お昼の後、みんなのスキルも上がり、さらにスピードアップ。秋の好天にも恵まれ、予想より早い時間でその日の担当エリアが終了しました。

 

しかし、「本番」はここから。

午後3時から公民館で「慰労会」です。

いい汗かいて、みんなで一つの仕事をやり遂げた達成感、団結力もあります。

 

 

・・・えぇ、メチャクチャすごい飲み会になりました。

ビールは最初の一杯だけ。あとはひたすら日本酒、日本酒、日本酒、焼酎、日本酒、焼酎ストレート。。。

 

みなさん、年齢的には遥かに先輩の方々ばかりですが、強い強い。とにかく飲む飲む。新参者かつ若輩者の自分は、注ぎ注がれの戦いを終え、午後6時過ぎに解散の際には、すっかり記憶が飛んでいました。。。

 

集落の持つ底力を、また1つ思い知らされた1日でした。