エッセイ『農園からの風』
日々の農作業の記録や、「農業」の不思議さや奥深さ、そして都会とは違う田舎で暮らしなど、経験したこと、感じたことや想いなどを徒然なるままに書いてみます。
「へぇー、こうやってやさいが出来ていくんだー」「農業ってこんな風なんだー」と軽く読み飛ばしつつ、やさいたちや農業へ興味を持っていただけたら幸いです。
≪ 畑レポート ≫
毎日の農作業の活動報告や、作業中に思ったことなどを書いていきます。
2017年
5月
25日
木
雨中のお客さん
今日は朝からようやくのまとまった雨。
今春はほんと雨が少なく、降ったと思っても乾燥しきった大地の表面をちょっと湿らせただけで、地中まで浸透してくれるほどの雨がなく苦戦を強いられてきました。
2017年
5月
21日
日
皐月の真夏日

今日は朝から、いい天気を通り越して、もはや暑い!と思って天気予報を見てみたら、なんかいつもと違う「ギンギラ太陽」マーク。。。
そして、ご覧の通りの「33度」。
えぇ、真夏日ですとも。。。
『標高1000mの真夏で冷涼な気候が育んだ美味しいやさい』をウリにしている「空やさい」。実際に8月の真夏だって30度を超えるかなり暑い日だね、っていうエリアなのに、5月に真夏日だなんて。。。
今春はただでさえ雨が少なくて、畑が乾き気味なところにこうの“猛暑”が続くようだと、ちょっとやさいたちの先行きが不安になります。。。(>_<)
2017年
5月
15日
月
田植えイベント

週末はたくさんの友人知人が田畑を訪ねてくれました。
先の記事にも書きましたが、今春は雨が本当に少なくて苦戦しているというのに、土曜日はよりによって朝から本降りの雨。。。
畑作業は基本的に野外なので、栽培管理など予定していた農作業メニューは出来ませんでしたが、屋根のある作業スペースでみんなでタネ蒔きをしました。
ミニ白菜、スティックブロッコリー、ミニキャベツ、葉ネギなどなど。1粒1粒手間のかかるタネ蒔きもみんなでやれば、あっという間に出来ました。
夕方には近所の温泉へ入ってから貸別荘で「懇親会」という名の飲み会。
「はじめまして」同士の参加者がいるのがまた新鮮で楽しいところ。
夜遅くまで盛り上がりました。
≪ 新拠点 ≫
2015年秋にようやく決定した新拠点。その修復改修の模様や移転作業についてのレポートです。
2017年
1月
26日
木
事務スペース拡張
やさい定期便のお休みをいただいている間のやることの一つとして、来季に向けた環境整備があります。新しい拠点に引っ越してきて2度めのオフ、まだまだ徐々に整えているところです。
そんななか今回は、事務作業をしているデスク周りにちょっと手を加えました。お客さまへの元へ直接お届けするという業態の農業だと、やさいを栽培して出荷するだけでなく、いわゆる「事務」も仕事の中で結構なウェートを占めるので、ここを快適に整備していこうというわけです。
2016年
4月
17日
日
身近に歴史あり
昨年秋から年末にかけて移転した「空やさい」新拠点ですが、登記簿等にも建築年月は記載されておらず、いわゆる「築◎◎年」というのが分からずにいました。
もっとも、 かなり年季の入った建物であることは間違いない。これまでも何度か既報してきたように、壁を直したり床を張り替えたり、、、リフォームの際に床下を覗いてみれば、住居の基礎部分は石に柱が乗っているだけ。そう、古い寺社仏閣なんかで見るような。
床下の木材も4面が削られた四角い「角材」ではなく、丸太の2面を削ってあるような断面が楕円?陸上競技のトラック型?みたいな木材。住宅の専門家によると、角材が広く使われてくるのは戦後のことらしく、これは相当古いとのこと。少なくとも戦前、昭和の初めのころに建てられたとの見立てでした。
それが、、、この度、ひょんなところから築年数が判明しました。
≪ 「農業」って ≫
いきなり始めた農業への想いや、外から来たからこそ見えてくる農業の不思議など。
≪ 田舎暮らし ≫
都会生活とは全く違った、集落での生活についての感想などです。
≪ 雑記(感想、想い) ≫
日々に感じた感想や想いなどをまとめした。
2016年
3月
20日
日
後悔なく
これまでの読んできた本の中でベスト3、いや確実にベスト5には入る本。
読後の20代後半、ひたすら山を登り始めた。すべて単独行で高い山だけをがむしゃらに無謀に登っていた。
楽しい思い出はない。頂上にも5分といなかったことも多い。毎回「何で来たんだろう?」「今回でゼッタイやめよう」と悔やむほどに、体力、精神の限界まで突き詰めて登った。暴風雨で稜線からテントごと落ちるかと思った夜も、目の前を稲妻が横切ったことも、疲れすぎて幻聴を聞いたことさえある。
そんな世界に足を踏み出させた一冊の本。
それが今回、映画化された。